都議補選、自民候補が勝利 小沢氏問題、影響か(産経新聞)

 民主党と自民党の新人候補同士の一騎打ちとなった東京都議補選(定数1、島部選挙区)は24日投開票が行われ、自民党候補が勝利した。民主党の小沢一郎幹事長が政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部の事情聴取を受けた翌日の投開票となったことも、有権者の投票行動に影響した可能性があり、民主党にとっては手痛い敗北となった。

 伊豆・小笠原諸島からなる島部選挙区は、自民党が7期24年間にわたって議席を占めてきた強固な保守地盤だった。民主党は今回の都議補選を、東京における参院選の前哨戦と位置づけ、都道府県議会レベルの選挙では異例ながら、小沢一郎幹事長ら党幹部や閣僚が乗り出していた。

 今月8日には伊豆、小笠原諸島の首長らを陳情の名目で呼び、小沢氏が直々に補選への協力を要請したほどだった。さらに、菅直人副総理・財務相、東京選出の蓮舫参院議員ら民主党の衆参国会議員約20人が、遊説のため大島や八丈島に入った。

 政権与党として力を入れた結果の敗北だけに、党内では参院選への不安から、「政治とカネ」の問題を抱える小沢氏や、鳩山由紀夫首相に対する風当たりが強まる可能性もある。

【関連記事】
小沢氏「事実のすべて」 疑問多く不可解
連合内で選挙協力に異論 小沢氏問題が影響
原資、融資、秘書任せ…疑問なお残る 小沢氏会見
鳩山内閣、占星術的にはほぼ完璧らしいが…
「小沢独裁」あぶり出せ 自民が攻勢強める

聴取への対応「小沢氏の判断」=首相(時事通信)
小沢氏に「どうぞ闘って」…首相一問一答(読売新聞)
<訃報>湯川龍二さん93歳=元日本電設工業社長(毎日新聞)
20km以上?引きずり死亡、運転の左官工逮捕(読売新聞)
32歳女性押され転倒、4000円入りバッグ奪われる 大阪(産経新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。